焙煎を始めたころ、最初に焼くなら、ブラジルやカリブ海系の柔らかい豆を焼きなさいと
教わりました。
ですが、わたくし、未だに ブラジルが上手に焼けたことがありません。
香りは、とってもいい香りになります。
ですが、どうしても、ちょっと生焼けに近いような味と、もう少し焙煎を伸ばすと、焦げのようなものが・・・・・
正直、手網時代のブラジルの方が美味しかったと思う時も・・・・(^^ゞ
何kgも焼いて、どうにもならないので、ワイルド珈琲さんに相談した所、チャフの排出と、火力設定に問題ありとのこと。
今までは、お米を炊く様な感じで、 はじめちょろちょろ で水抜きして、豆温度150℃位で火力アップ、1ハゼを迎えたら、火を絞っていました。
いろいろなところで、このようなやり方を聞いた気がします。
しかし、今回は、最初から豆を焦がさない程度の最大火力で、豆を焼き、その分ブロワーもアップすることで、温度上昇をコントロールするというもの。
その状態で、1ハゼ直前の温度上昇を11Kくらいに持っていけば、キレイに焼けるとのこと
こうすると、ブラジルの様にチャフの多い豆は、豆が一気に膨らむことで、チャフが剥がれ、強くしたブロワーで一気に排出できるとのことです。
実際に昨日このやり方で焼いてみました。
1回めは、初めてのやり方だったので、温度上昇が上手く揃えられません。
2回めは、1回めの反省点を修正して、やってみたところ、焙煎時間も普段より 1分ほど短いうえ
豆の膨らみもいい感じです。
また、今まで焼きムラが多かったのに、無くはないですが、はるかに少なくなっています。
焼きあがった豆をかじってみると、今までよりも「カリッ!!」とした歯ごたえが。
ペーパードリップで淹れてみると、豆が落ち着いてないので、BODYはでていませんが
とてもスッキリしています。
ちょっと驚きの焙煎方法です。
今までのがジョギング的な焼き方だとすれば、今回はスタートから猛ダッシュです。
やっぱり、焙煎は奥が深いです。
そして、色々な引き出しを、たくさん持っている ワイルドコーヒーさん。
すごいです。
焙煎修行は、ずっと続きます。
満足な一日でした (^O^)
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