今月のテーマはコロンビアです。
コロンビアは日本の3倍の面積があり、その南北の地域差、テロワールの違い
および ティピカ、カトゥーラ、バリエタコロンビア、カスティージョの4種が混在しており
(ティピカはもう殆どないそうですが・・・)
イエメンとならんでその味覚がもっとも見えない国だそうです。
今回はコロンビア南部のウィラとナリーニョの豆をカッピングしました。
第一セッションはウィラの豆で、その中に、ケニアとイエメンが1カップずつはいっています。
酸味はレモンのようなしっかりした酸味で、ボディもしっかりしていました。
グアテマラは、非常に近い香味ですが、僅かにアフターに何かが口に残る感じ。
イエメンは完全な別物、ナチュラル系の強い香味で悪く言えば、発酵に近いような風味。
しかしここ十年でも、最高のイエメンで、おそらく、日本国内でこれ以上のイエメンはしばらくは飲めないだろうということでした。
きれいなのは間違いなく綺麗な香味でしたが、正直好きかと言われると・・・ なところがあります。
第二セッションではナリーニョの中にグアテマラ・アンティグアが1カップです。
同じコロンビアでも、別物。
ナリーニョの方は5つの少農家のものがあったのですが、いずれも、酸味、ボディが相当強くでており、しかもSWEETさも、持っており、はっきりと第一セッションのナリーニョとの違いを感じることが出来ました。
それにしても、やはりカッピングは難しいです。
12人くらいの、かなりの経験の積まれた方々もいるのですが、それでも、どれがいいかは、かなり票が割れます。
でも、こうやって、少しづつ舌と鼻と感性を鍛えていくしかないのでしょうね・・・
まだまだ、勉強は続きます。
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