2014年7月15日火曜日

ドリップパックでの水出し時間

またまた性懲りもなく水出しネタです。

昨日、相方から「友達にはお茶パック進めてるんだけど、いったい何時間ででるの?
iwakiみたいに4時間とか目安ないよね?」なる、質問がありました。

そういえば、いつも、適当に8時間~12時間突っ込んで、適当な時間に飲んでいるので
それなりにデータを取ってみました。
色差計とか、もろもろの計測器もないので、あくまでも、官能試験になりますが。。。

①今日は、エチオピア・イルガチェフ・シティロースト(2ハゼ開始後18秒で煎り止) 40gを中挽きにして、お茶パックに詰めます。

②できあがったパックをサーバーに入れ、40ccの水を注ぎ3分間放置して、豆と粉をなじませます

















③3分後に水、440ccを注ぎ入れ、試験開始します

④あとは1時間おきに、抽出色、テースティングを繰り返します。

抽出色に関しては、写真のようにサーバーの反対側に、印刷済みのレシートを置き
左手前より、ライトで光を照射し、レシート文字の読み具合で色を判断することとしました。
















水を注いだ直後の文字認識

















【結果】
残念ながら サーバーを透過させての文字識別は2時間後には抽出液が濃くなりすぎて、何も文字が読めなくなってしまいました。 (試験としてはなってませんね・・・)

というわけで、3時間からは、試験管に 2ccの抽出液をとりわけ、文字を確認する方法に切り替えました。

抽出液の色の変化はこんな感じです(2時間までは、コーヒーサーバー経由で見ています。
3時間からは試験管に変更しました。 試験管だと薄い色に見えますが、実際には2時間でこれくらい濃い色になってるんですね)







①香りについてはほぼ4時間で出きってしまうように思われる
②味については5~6時間でほぼ飲用に耐える味となるが、苦味、ボディは満足ではない
③苦味に関してはある程度時間を置くほど苦味が強くなる傾向にあるが、味とのバランスを
 考えると8時間がベストと思われる
④10時間おいた場合若干ではあるがすっきりしない味となる
⑤抽出液の色に関しては6時間以降はほぼ変わらない

という感じでした。
というわけで、あくまでも常温抽出(冷蔵庫ならちょっと変わるかもしれませんが・・・・)では、いろいろな水出しポットの説明に書いてあるとおり8時間がベストと思います。
 (当然、各メーカー抽出確認をしているはずなので、当たり前といえば、当たり前の結果ですが・・)

ただ、苦味は置けば置くほど、雑味も併せて出やすくなる傾向にありそうなので、苦いのが嫌いでスッキリがぶがぶ飲みたい人は6時間くらい。
牛乳など入れてちょっとコクと苦味を持たせたい方は9時間位。

12時間は放置しないほうがいいと思います。
 (もともと牛乳いれるので、苦味とボディが欲しいなら、長時間もありかもしれません)

尚、ボディに関しては、10時間おいても、イマイチな感じがしました。
普段から、水出しは一晩おいたほうが、ちょっとトロ~っとした感じになるので、粉を浸漬しての時間経過とボディは別物かもしれないですね。。。。

iwakiが美味しいのは、
 ・短時間(4時間)抽出でほとんど、雑味が出ない
 ・水の中で粉が暴れることがないので、微粉などが抽出液に混じらないため、より雑味が少ない
 ・点滴抽出で、なおかつ数センチの、コーヒー粉堆積層を通ってくるため、ボディ感がでやすい
   (うーんちょっとこじつけな気もしますが・・・)
  水と粉の圧力が効いてくるような気がします

ではないかと思います。
やっぱり、iwakiはすぐれもの。(時間も4時間位で抽出完了するし)
ただ、iwakiだと最大が450cc位しか出せないんですね。
1Lバージョンが出れば、即買かも・

という感じで、まったく定量的ではありませんが、今日の水出しテストの報告を終わります。
何か有りましたら、再度試験をお申し付けください m(__)m















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